「脂肪が落ちる順番があるって本当?」
「女性は普通どういう順番で痩せるの?」
「ネットで見た”痩せる順番”に自分は当てはまらないのはなんで?」
ダイエットについて調べると「脂肪が落ちる順番がある」という話を見かけたことはありませんか?実際、脂肪の種類や特性により、変化を感じる順番はある程度固定されるでしょう。
そこでこの記事では、脂肪が落ちる順番を種類や部位別に分析し、仕組みを紹介していきます。
- 脂肪の種類ごとの落ちる順番
- 部位別の落ちる順番
- 痩せる順番が人により異なる理由
結果を先に少しお伝えすると、お腹周りの脂肪は落ちる順番が遅い傾向にあります。しかし僕のダイエット講座の受講生たちは、食事の知識などをインプットしてバッチリ効果を実感しています。
痩せる順番が遅い部位もありますが、正しい努力で脂肪はみるみる落ちるんです!
たとえば45歳Iさんは5児のママで、産後太りを解消できず悩んでいました。そこで摂取カロリーや栄養バランスを見直したところ、たった半年間でこのような成果を手に入れています。
- 体重:−7kg
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女性特有の悩みである産後太りも、行動次第で元の体型に戻せる可能性があります。
本記事で痩せの順番やメカニズムを知り、ダイエットの参考にしてみてくださいね。
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女性の脂肪が落ちる順番は3つの種類で変わる
実は脂肪には3つの種類があり、それぞれで落ちる順番が変わります。なぜなら役割と重要度に違いがあり、体にとって必要な脂肪ほど落ちにくくなってしまうからです。
3つの脂肪は、次の順番で徐々に落ちていきます。
- 異所性脂肪
- 内臓脂肪
- 皮下脂肪
脂肪の落ち方について、簡単に確認しておきましょう。
1.異所性脂肪
異所性脂肪は、内臓脂肪・皮下脂肪と並ぶ第3の脂肪です。
わかりやすく「場違い脂肪」と呼ばれることもあります!
内臓脂肪・皮下脂肪の細胞に収まりきらなくなった脂肪があふれ、本来あるべきでない場所に蓄積してしまうのです。
たとえば肝臓の中に脂肪がつけば「脂肪肝」になり、肝硬変や生活習慣病の原因になります。
脂肪肝に限らず、異所性脂肪が溜まりすぎると肥満でなくても体に悪影響をもたらします。そのため脂肪の中では体のために優先的に分解されやすいのが特徴です。
2.内臓脂肪
異所性脂肪の次に落ちやすいのが、臓器の周りにつく内臓脂肪です。
胃腸など体の中にある臓器を守る役割をしています。
内臓脂肪は溜まりやすいですが、体がエネルギー不足になったら優先的に消費される特性があります。内臓脂肪が蓄積されると、高血圧や高血糖につながるためです。
あるべきでない場所につく異所性脂肪ほどは優先されませんが「溜まりやすく落ちやすい」ととらえておきましょう。
3.皮下脂肪
皮下脂肪は皮膚の下に蓄積され、おもにお腹などにつきます。
皮下脂肪による肥満で関節へ負担がかかることなどが考えられます。ただ、体温維持や衝撃からの保護機能といった働きで体にプラスになることもあるため、蓄積されても体はそれほど対応を急ぎません。
そのため分解の順番が後回しになり、ほか2つの脂肪と比べると落ちにくいと考えられています。
とくに女性は妊娠・出産への備えで皮下脂肪がつきやすい傾向にあります!
本格的に痩せるには、この頑固な皮下脂肪とうまく向き合う必要があるでしょう。
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女性の脂肪が落ちる順番を部位別に解説
体の部位ごとにも、脂肪が落ちる順番の特徴が見られます。
ざっくり言うと「体の中心から遠い場所から脂肪が落ちる」という説が主流。内臓から遠い場所にある脂肪ほど、体への影響が少ないと考えられているからです。
体の中心から遠いことを基準にピックアップすると、次の順番で脂肪が落ちると予想できます。
- 手首・足首
- ふくらはぎ
- 肩の近く・二の腕
- 太もも
- お腹・お尻
痩せ方の特徴などを確認しておきましょう。
1.手首・足首
体の中心から最も遠く、脂肪が落ちやすい場所です!
手首・足首がスッキリしていると体のラインがスラリと痩せて見えるうれしい効果もあります。
「手首や足首のむくんだ感じが減ってきた」と感じたら、脂肪が落ち始めているのかもしれません。
普段太さを測る機会が少ない場所ですが、時計のベルト穴の位置などで変化を気にかけてみてください。
2.ふくらはぎ
足首に次ぐ体の末端であるふくらはぎも、脂肪が落ちる順番が早いです。
ふくらはぎは横に広がって見た目として目立つことがあります。そのため脂肪が落ちて広がりが解消されると、女性らしい華奢な印象を実感しやすいでしょう。
普段は、血流が下に溜まる関係でむくみに悩みがち…。
しかし食事や運動で代謝が改善されるとむくみがスッキリするため、脂肪以外の面からも痩せの成果を感じられるでしょう。
3.肩の近く・二の腕
普段意識して使うことがないため、肩や二の腕周りは脂肪がつきやすいです。姿勢が乱れてりうまく筋肉を使えないと、血流の低下などにより脂肪がつきやすくなります。
逆に言えば、基本の食事方法とストレッチをしっかり継続すれば、脂肪量の変化を感じやすいでしょう。
フリソデ肉が気になってノースリーブが着られない…と悩む女性は多いですが、脂肪は案外落ちるので安心してください!
4.太もも
お腹(内臓)のすぐ下にある太ももは、脂肪が落ちる順番が低め。大腿四頭筋という下半身で最も大きい筋肉もあることから、より存在感に悩んでしまうでしょう。
しかもお腹の近くなので、太ももには子宮などを守るための皮下脂肪がつきやすいです。皮下脂肪が分解される優先度は低いので、頑固な部位だと言えます。
5.お腹・お尻
お腹やお尻周りの脂肪は、女性にとって重要な役割を果たしています。
妊娠・出産に備えてお腹周りに皮下脂肪を蓄え、冷えや衝撃から守ってくれているのです!
そのため、とくに女性はお腹・お尻に皮下脂肪がつきやすいので、ほかの部位より落とすのに苦労するでしょう。
ただ、女性がある程度年齢を重ねると、お腹には内臓脂肪もつきやすくなります。内臓脂肪は皮下脂肪よりも落ちやすいため「年齢のせいでお腹が痩せない」と決めつける必要はありません。
痩せ始めると感じる体からのサインは、関連記事「【チェック必須】皮下脂肪落ち始めのサインは主に5つ!痩せる順番を知ってダイエットのモチベUP」でさらに詳しく紹介しています。
各部位で感じる痩せの兆候を知り、ダイエットのモチベーションにしてくださいね。
女性同士でも痩せる順番が変わるのは「骨格の違い」があるから
生活と運動の習慣や、太って見える原因などがその人ごとに違うため、みんながお手本どおりに痩せられるとは限りません。
女性同士でも、痩せる順番には個性があるんです!
たとえばファッション分野で注目される「骨格」も、脂肪の落ち方に違いが生まれる要因の1つです。痩せる順番に悩んだ際は、骨格の特性による影響ではないか考えてみましょう。
- 骨格ストレート
- 骨格ウェーブ
- 骨格ナチュラル
骨格ごとの特性にも目を向けると「典型的な脂肪が落ちる順番とは違っても、問題はないんだ」と安心できますよ。
1.骨格ストレート
体の上のほうに丸みが出やすく「りんご型」と例えられています。
骨格ストレートの方は腰のボリュームやバストトップが高く、上半身に重心が集まるからです。中でも、肩や二の腕にしっかりと厚みが出ます。
痩せても上半身を中心にボリュームが残りやすいです。上半身のボリュームに悩んでも、体全体で見れば脂肪量のバランスは適正、ということもあるでしょう。
また、標準の状態でもくびれが目立ちにくいので、脂肪が減ってもウエストのメリハリを感じにくいかもしれません。
2.骨格ウェーブ
下半身にボリュームが集まる印象から、下のほうが膨らんで見える「洋梨型」とも呼ばれます。
痩せると特に上半身が華奢な印象になり、胸元が寂しく感じることがあります。猫背・反り腰で脂肪量の割に下腹のぽっこりが目立ってしまうことも特徴的です。
ほかのタイプと比べると、脂肪が多い傾向にあると言われています。脂肪がついた状態で筋肉をつけようとすると、かえってボリュームアップして見えることもあるようです。
そのため筋トレよりも食事法で脂肪にアプローチすると良いでしょう。